2021.02.19
あきたのCG屋の社長さんのハナシ シーズクラフトが目指す先:ディレクターの集団を作りたい
2020年、面接で言っている言葉がある。
「今、弊社で欲しい人材はCGアニメーターです。」
ツールが使えるのはどうでもいいんです。あれは覚えればいいんだから。でもタイミングとかは、分かってる人しか出来ない。会社に入っても、そこを教えられる人はあんまりいないから。とにかく仕事を与えられて、モーションつけて、それに対してダメだしされて。で、下手すると「あ~できないんだわ⤵」って、凹んでしまう。
弊社はアニメーターが少ないので、その辺の要点をどのくらい詰められるかということと、今現在の能力をみてからの判断になりますが、どちらかというと成長性をみます。今現在の能力はそんなに気にしない。気にしないっていうのは、ちょっと嘘とまでは言わないけど、ある程度の教育は出来るんです。でも、人って出来ることと出来ないことが、本当に分かれるから。
弊社はゼネラリストを求めているんですが、なぜゼネラリストを求めているかっていうと、その人が合うものが何かって、多分その人自身、特に新卒の人とかは分からないと思うんです。学生の内に出来ることって結構限られている。だから、自分の限界がどこにあるか、自分では分からない。
アニメーターならアニメーターで行くのが一番良いんだと思うんだけど、ただ他のものをやってみたときに、センスの話で、出来ちゃう人もたまにいます。会社って、まずやれることをやってほしいので、出来るんだったらそれをやってほしいんです。それを発見するためには、色々やってもらうしかない。だからゼネラリストなんです。スペシャリストになるのは、その後でいいと考えています。
色んなものを経験した後の観察眼って、1個しかやっていない観察眼とレベルが違います。色んなところの観察眼を持った人が1個のことに突き詰めると、成長が早い。だから弊社はゼネラリストを雇うという理由はそこにあります。なんでもやってほしいんじゃなくて、どれがその人に合うのかを知った上で、その人がどこに進みたいか、それが重要なので。弊社の社員全部それだから、管理する側はめちゃめちゃ大変なんですけどね(笑)。
だけど会社って、出来ることをやってほしいんです。その芽が出るもの、一番最初に芽が出て仕事が楽しいってなってくれて、頑張ろうって思ってくれて、そこから好きな事をやってくれると、成長のスピードが各段に違います。戦略的に見ているものなので、WinWinなのかもしれないんだけど(若干会社の方の負担も大きいんだけど)、でも制作屋さん、何かを作るっていうところだけでは終始終わりたくないと思っています。
今、弊社がやろうとしていることは、ディレクターの集団を作りたい、ということ。言っちゃうと、アニメーターとか、コンポジッターとか、モデラ―とか、そういう人は最終的に要らないんです。でも、今の段階があるでしょう。会社の今の段階。今の段階では要るんです。そこから、会社がディレクター集団、要は管理とか、アートディレクトでもいいんだけど、自分たちから提案していく形、ていうものを作っていきたいんです。なので最終的には作るだけの指示を待つ人は要らないと考えています。ディレクターって日本語に直すと、監督。つまり監督になってほしいんです、最終的に。管理するだけだとまとめる人だけど、違うんです。作り出してほしい。
会社って上がっていくんだったら、そうしていかなきゃいけないんです。だって今、デザイナー、モデラ―、超いっぱいいます。作る会社、超いっぱいあります。そこを、抜けなきゃいけない。上って、結構空いています。出来る人が限られているから。だったら、そこに行くべきだと思わない?。だから弊社は、ディレクターの集団になりたいと思っています。
でも、ディレクターの集団もまだ途中なんです。最終的には、出来ればなんだけど、監督の集団。でもそんな会社、未だかつて無いですから。どうせだったら面白い方がいい。やれるかやれないかはどうでもいい、目指すこと。そうしないと、やってる方もつまらないから。その分、大変です。デザイナーとして入ってるのに、監督になれっていってるんだよ。めちゃくちゃでしょ。でも、僕はそうしたい。そうなってほしいから。だからそうするべきだと思っているし、そういう会社を目指しています。なので、そういうところに入りたい人が欲しいと考えています。
シーズクラフトは、
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