2023.01.11
ARのビジネス活用事例を紹介 ARのメリット、ARとVR・MRの違いも解説
最近、ARという言葉を耳にする機会が増えてきました。実際にゲームやエンターテインメント業界だけではなく、ビジネスの場でのAR活用が急増しています。
そこで今回の記事では、ARをビジネスの場で活用している事例についてご紹介します。AR自体についても詳しく解説致しますので、ARについていまいち分からないといった方も、ぜひご一読ください。
ARとは、「Augmented Reality」の略称で拡張現実のことです。ARは実写映像とCGなどを組み合わせることで現実世界を仮想的に拡張する技術です。スマートフォンやARグラス越しの現実世界に新たな情報を付け加えて現実世界以上に情報を持った空間を創り出すことができます。
ARはどのような技術で扱われるかという点で4種類のものがあるといわれています。ここでは簡単にその4つのタイプについて紹介します。
マーカーと呼ばれる画像や写真などを認識し、特徴点が一致するとデジタルコンテンツを見ることができるAR技術です。正確な場所に提示できる点がメリットですが、画像を読み込む際の照度や環境に影響を受けやすいというデメリットもあります。
スマートフォンなどのGPSの情報を活用した技術です。位置情報と連動し、現在地と重ね合わせてデジタルコンテンツを表示させることができます。広く利用されているのはMAPサービス系です。他にも、星座の位置を示す天体観測アプリなどにも活用されています。
カメラから読み込んだ画像で特定の立体物を認識して起動するAR技術です。対象となる立体物は360°どこからでも読み込むことが可能で、マーカーを配置できないところでも使うことができます。
何かを読み込む必要はなく、画面をタップするだけで起動することができるARです。カメラで読み込んだ画像で空間や物体を認識し、その現実世界に合わせたデジタルコンテンツを可視化することができます。
ARと似た単語としてVRやMRというものが話題になっています。これらはどれも「Reality」という言葉を含んだものですがそれぞれどのように違うのでしょうか。多くの人がこれらについて混同している場合が見受けられます。ここではARとVRやMRの違いについてはっきりとさせておきます。
VRとは「Virtual Reality」の略で、仮想現実と訳されます。ARは現実の世界を主に、そこにデジタルコンテンツを加えて表示させますが、VRでは現実世界をバーチャルな世界に完全に置き換えます。ほとんどの場合、目を覆うヘッドセットとヘッドフォンを装着し、現実世界から完全に遮断してしまいます。ゲームの世界で多く使われている技術ですが、現在でもどんどんとビジネスの場での活用が行われています。
MRとは「Mixed Reality」の略で複合現実という意味を持ちます。VRと同様に専用のゴーグルを装着しCGを現実世界に映しだす技術です。ユーザーの動きに合わせたデジタルコンテンツの表示や操作、複数人での同時使用も可能です。自由な角度からCGを見たり、3D映像にタッチして操作したりすることもできます。現場作業の場でのマニュアル表示やトレーニングなどビジネスの場で活用されることが多いです。
ARはシュミレーションしたデジタル世界と現実の世界を融合させる技術です。
VRでは現実世界と仮想世界をできる限り遮断しようとしますが、ARはその逆の技術になります。ARでは、ユーザーがスマートフォンやタブレットのカメラを対象物に向けると現実世界にプラスしてデジタルコンテンツが表示されるのです。
また、MRは現実世界に重ね合わせて仮想情報が表示されるARと異なり、映し出された仮想的な情報に回り込んで360°どこからでも見ることができたり、情報にタッチ出来たりするため、より高度なデバイスと技術を要します。
MRはARによく似ています。ただし、ARは現実世界の比率が高く、仮想的なオブジェクトはあくまでも「追加」されたものです。一方MRは「現実世界と仮想世界の両方を取得し、重ね合わせる」特徴であるため、デジタル情報に直接触れて操作することができる点がARやVRとの違いです。
つまりMRとはARをさらに拡張し、実際にはそこにないものを現実世界と重ね合わせて表示し自由にコントロールできるような技術といえるでしょう。
AR は現実世界が主体なのに対し、MRではバーチャル空間が主体になっています。VR との違いとしては、VR が現実と異なる仮想空間に没入することに対し、MRは現実世界と仮想世界が連動していることにあります。MRは VR/AR を発展させた技術と言えます。
Apple社やGoogle社などの大企業が続々とAR分野に力を入れ始めています。Googleでは、マップデータを活用し特定の位置や向きにデジタル情報を表示することができる技術の開発を進め、話題になりました。また、VRではヘッドセットなどを着用することで、現実世界との遮断を行いますが、ARでは現実社会と切り離すことを行わないので、家族や友人との繋がりを無くさないためにも、AR分野の開発に力を入れているという企業もあります。
ARは様々な場面で活用され始め、もはや多くの人が知る技術となりました。社会現象にもなった「ポケモンGO」などのゲーム分野で多く使われ始め、一気に身近なものへとなりました。そして最近は他の分野でも活用され始めています。例えば、美容やファッション分野、土木、建築分野、医療業界などです。ARはモバイルデバイスとの親和性が高いため、私たちの日常生活のいたるところでARを使う場面が増えてきているのです。
ARを使うことで、エンターテインメントやビジネス分野、医療、ショッピングなど広い分野で今までにない体験をすることができます。例えば、ARの登場によってショッピングをする際に3Dモデルをブラウザ上で見ることができるようになりました。消費者は自宅にいながらリアルな商品を確認することができます。他にもスポーツ観戦の場でARを活用し、観客が選手の情報を見ることができるようになった事例もあります。
ARは広く普及しているスマートフォンやタブレットなどがあれば利用することができます。日常生活で使用している端末で利用できるので、導入が比較的簡単なのです。
また、アプリが不必要なWebARの登場により、ますます導入が手軽になりました。提供する側も専用のアプリを作る必要がありませんし、ユーザー側もアプリをダウンロードする手間がなくなりました。
ARを活用することで、印刷物に動画や音声、CGなどを加えることが可能になります。その結果、より分かりやすく、かつ購買意欲を高められる広告を作ることが可能になります。目に見えないサービスや機能、店に行かないと詳しく知ることができない商品などを視覚化することができるのです。
ARを活用することによって、今までは人間が行っていた指示や作業補助をARに行わせることが可能になりました。未経験者の教育にも多く活用されており、特に建設業や物流業で多く役立てられています。また、ARでの同時翻訳によって外国人労働者とのコミュニケーションもスムーズに行うことができます。
上記で少し触れましたが、ARが人間の代わりに指示や教育を行うことで業務の効率化が可能です。また、ARで立体化された映像によってサイズ感やイメージをより具体的に知ることができるので、商品の返品率が低下したという事例もありました。このようにARはビジネスの様々な面でメリットをもたらしてくれます。
ドミノピザでは、ピザにのっているチーズについてより知ってもらうためにARでプロモーションを行いました。画面に出てくるチーズをタップすると詳しい情報が表示されるというARで、楽しい体験ができ購買意欲も高めることができます。
ワールド9チーズ AR |ドミノ・ピザ
DHLサプライチェーンでは、世界中の庫内作業にAR対応のスマートグラスを導入しました。スマートグラスには商品の保管場所や配置場所が表示され、その結果なんと生産性が平均15%も上昇したのです。このARは直感的に利用できるため導入期間や研修期間も短く対応することができるそうです。
DHL、ロジスティクスの新たなスタンダードとしてスマートグラスを導入
IKEAでは、自分の家にIKEA商品の家具をAR上で仮想的に配置できるアプリを配信しています。縮尺が実際の製品と同じなので、実際に家に置いたときに思っていたものと違ったという不満を減らすことができるのです。
Ikea App Page
また、Nikeでは「Nike Fit」という自分の足をスキャンしてぴったりの靴を探すことができるサービスを展開しています。
Nike Fitとは? | Nikeヘルプ
ZOZOTOWNや資生堂では、ARを活用してバーチャルメイクができるサービスを展開しています。ARを使うことで、自分の顔にアイシャドウやチーク、リップなどを試すことができるのです。化粧品はそれぞれに似合う色を見つけるのが難しいですが、ARを活用して買わずとも試すことができるので、ネットショッピングも容易になりました。
【ARメイク】あなたに似合うコスメが見つかる - ZOZOTOWN
バーチャルメイク | ワタシプラス/資生堂
ARを活用したFXMIRRORは洋服を直接試着せずとも画面上で試着することが可能です。自動的に身体の寸法を測定して、オンラインで試着することはもちろん、選択したアイテムの在庫を確認したり、おすすめの服を紹介したりすることもできます。
FXMirror:世界最高のバーチャルフィッティングミラーソリューション
三重県の小学校では、ARを活用した理科の授業が実施されました。タブレットで昆虫の3D モデルをARで表示し、実際に目の前にいるかのような体験をすることを可能にしたのです。教室にいる中で疑似体験ができるこのような授業は今後増えていくのではないでしょうか?
桑名市教育委員会が「CREATOR AVR」を活⽤した授業を実施
富士通の工場では、点検作業にARを導入しています。マニュアルやトレーニングをARを用いた「作業ナビゲーション」に変え、作業内容が映像や音声で指示されるようになったのです。これにより、ミスの減少や非熟練者の教育の効率化が図られました。
AR技術で実現するスマートデバイスを 活用した現場業務革新
清水建設では、ARを活用して地下にある埋設物を可視化することで作業の安全化を進めています。地下に埋まっていることの多いライフラインを損傷しないように、ARを使った技術で可視化し、安全かつ素早い工事を実現しました。
タブレット端末を利用した「地下埋設物可視化システム」を開発 | 企業情報 | 清水建設
ARは簡単にいってしまえば現実世界に実際にないものを画面上に映し出す技術です。そのため、多くの場合で3DCGの技術が活用されています。実際に上記のほとんどの事例でも3DCGが活用されており、ARとCGは切り離して語ることはできない技術です。ARコンテンツを作成する場合、多くの場面で3DCGが必要とされます。
今回の記事では、ARのビジネスでの活用について詳しく解説しました。様々な広い業界で導入され始めているARですが、その活用方法は無限大です。今後も大きく発展していくと予想されます。
弊社ではこれらの作品でCGの製作に携わっております。
【テレビ】
・NHK「チコちゃんに叱られる!」合成カット制作
【アニメ】
・「ツキウタ。THE ANIMATION 2」OP、END用CGムービー制作
・「蜘蛛ですが、なにか?」CGカット制作
・「遊戯王ゴーラッシュ!!」奇数話のモデリング、CGカット制作
【ゲーム】
・「SDガンダムバトルアライアンス」OP、リアルタイムムービー制作
・「魔法科高校の劣等生 リローデッド・メモリ」モーション制作、必殺技リアルタイムムービー制作
・「天啓パラドクス」3Dキャラクターモデリング、モーション制作
弊社シーズクラフトでは、『バーチャルの力でリアルがもっと楽しくなる』そんなサービスを提供したいと考えています。
ARコンテンツを作る際に必要になる作業がCG制作です。弊社シーズクラフトではARに活用するCG制作についても自信を持って提供できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
CONTACT | 3DCG・CG制作の株式会社シーズクラフト3DCG・CG制作の株式会社シーズクラフト
そこで今回の記事では、ARをビジネスの場で活用している事例についてご紹介します。AR自体についても詳しく解説致しますので、ARについていまいち分からないといった方も、ぜひご一読ください。
ARとは?
ARとは何か ARはどんな仕組み?
ARとは、「Augmented Reality」の略称で拡張現実のことです。ARは実写映像とCGなどを組み合わせることで現実世界を仮想的に拡張する技術です。スマートフォンやARグラス越しの現実世界に新たな情報を付け加えて現実世界以上に情報を持った空間を創り出すことができます。
ARの4つの技術的種類について
ARはどのような技術で扱われるかという点で4種類のものがあるといわれています。ここでは簡単にその4つのタイプについて紹介します。
マーカー型
マーカーと呼ばれる画像や写真などを認識し、特徴点が一致するとデジタルコンテンツを見ることができるAR技術です。正確な場所に提示できる点がメリットですが、画像を読み込む際の照度や環境に影響を受けやすいというデメリットもあります。
GPS型
スマートフォンなどのGPSの情報を活用した技術です。位置情報と連動し、現在地と重ね合わせてデジタルコンテンツを表示させることができます。広く利用されているのはMAPサービス系です。他にも、星座の位置を示す天体観測アプリなどにも活用されています。
物体認識型
カメラから読み込んだ画像で特定の立体物を認識して起動するAR技術です。対象となる立体物は360°どこからでも読み込むことが可能で、マーカーを配置できないところでも使うことができます。
空間認識型
何かを読み込む必要はなく、画面をタップするだけで起動することができるARです。カメラで読み込んだ画像で空間や物体を認識し、その現実世界に合わせたデジタルコンテンツを可視化することができます。
ARとVR・MRの違いとは?
ARと似た単語としてVRやMRというものが話題になっています。これらはどれも「Reality」という言葉を含んだものですがそれぞれどのように違うのでしょうか。多くの人がこれらについて混同している場合が見受けられます。ここではARとVRやMRの違いについてはっきりとさせておきます。
VRとは?
VRとは「Virtual Reality」の略で、仮想現実と訳されます。ARは現実の世界を主に、そこにデジタルコンテンツを加えて表示させますが、VRでは現実世界をバーチャルな世界に完全に置き換えます。ほとんどの場合、目を覆うヘッドセットとヘッドフォンを装着し、現実世界から完全に遮断してしまいます。ゲームの世界で多く使われている技術ですが、現在でもどんどんとビジネスの場での活用が行われています。
MRとは?
MRとは「Mixed Reality」の略で複合現実という意味を持ちます。VRと同様に専用のゴーグルを装着しCGを現実世界に映しだす技術です。ユーザーの動きに合わせたデジタルコンテンツの表示や操作、複数人での同時使用も可能です。自由な角度からCGを見たり、3D映像にタッチして操作したりすることもできます。現場作業の場でのマニュアル表示やトレーニングなどビジネスの場で活用されることが多いです。
ARとVR・MRの違い
ARはシュミレーションしたデジタル世界と現実の世界を融合させる技術です。
VRでは現実世界と仮想世界をできる限り遮断しようとしますが、ARはその逆の技術になります。ARでは、ユーザーがスマートフォンやタブレットのカメラを対象物に向けると現実世界にプラスしてデジタルコンテンツが表示されるのです。
また、MRは現実世界に重ね合わせて仮想情報が表示されるARと異なり、映し出された仮想的な情報に回り込んで360°どこからでも見ることができたり、情報にタッチ出来たりするため、より高度なデバイスと技術を要します。
MRはARによく似ています。ただし、ARは現実世界の比率が高く、仮想的なオブジェクトはあくまでも「追加」されたものです。一方MRは「現実世界と仮想世界の両方を取得し、重ね合わせる」特徴であるため、デジタル情報に直接触れて操作することができる点がARやVRとの違いです。
つまりMRとはARをさらに拡張し、実際にはそこにないものを現実世界と重ね合わせて表示し自由にコントロールできるような技術といえるでしょう。
AR は現実世界が主体なのに対し、MRではバーチャル空間が主体になっています。VR との違いとしては、VR が現実と異なる仮想空間に没入することに対し、MRは現実世界と仮想世界が連動していることにあります。MRは VR/AR を発展させた技術と言えます。
ARが注目される理由
力を入れる企業が増えているため
Apple社やGoogle社などの大企業が続々とAR分野に力を入れ始めています。Googleでは、マップデータを活用し特定の位置や向きにデジタル情報を表示することができる技術の開発を進め、話題になりました。また、VRではヘッドセットなどを着用することで、現実世界との遮断を行いますが、ARでは現実社会と切り離すことを行わないので、家族や友人との繋がりを無くさないためにも、AR分野の開発に力を入れているという企業もあります。
存在を知る人、活用のシーンが増えているため
ARは様々な場面で活用され始め、もはや多くの人が知る技術となりました。社会現象にもなった「ポケモンGO」などのゲーム分野で多く使われ始め、一気に身近なものへとなりました。そして最近は他の分野でも活用され始めています。例えば、美容やファッション分野、土木、建築分野、医療業界などです。ARはモバイルデバイスとの親和性が高いため、私たちの日常生活のいたるところでARを使う場面が増えてきているのです。
これまでにない体験が可能になるため
ARを使うことで、エンターテインメントやビジネス分野、医療、ショッピングなど広い分野で今までにない体験をすることができます。例えば、ARの登場によってショッピングをする際に3Dモデルをブラウザ上で見ることができるようになりました。消費者は自宅にいながらリアルな商品を確認することができます。他にもスポーツ観戦の場でARを活用し、観客が選手の情報を見ることができるようになった事例もあります。
比較的手軽に導入ができる
ARは広く普及しているスマートフォンやタブレットなどがあれば利用することができます。日常生活で使用している端末で利用できるので、導入が比較的簡単なのです。
また、アプリが不必要なWebARの登場により、ますます導入が手軽になりました。提供する側も専用のアプリを作る必要がありませんし、ユーザー側もアプリをダウンロードする手間がなくなりました。
ARをビジネスに活用するメリット
印刷物などにこれまでにない訴求力を持たせられる
ARを活用することで、印刷物に動画や音声、CGなどを加えることが可能になります。その結果、より分かりやすく、かつ購買意欲を高められる広告を作ることが可能になります。目に見えないサービスや機能、店に行かないと詳しく知ることができない商品などを視覚化することができるのです。
人手不足の解消が可能
ARを活用することによって、今までは人間が行っていた指示や作業補助をARに行わせることが可能になりました。未経験者の教育にも多く活用されており、特に建設業や物流業で多く役立てられています。また、ARでの同時翻訳によって外国人労働者とのコミュニケーションもスムーズに行うことができます。
業務の効率化が可能
上記で少し触れましたが、ARが人間の代わりに指示や教育を行うことで業務の効率化が可能です。また、ARで立体化された映像によってサイズ感やイメージをより具体的に知ることができるので、商品の返品率が低下したという事例もありました。このようにARはビジネスの様々な面でメリットをもたらしてくれます。
AR技術がビジネス活用されている実際の事例を紹介
広告でのAR活用事例
ドミノピザでは、ピザにのっているチーズについてより知ってもらうためにARでプロモーションを行いました。画面に出てくるチーズをタップすると詳しい情報が表示されるというARで、楽しい体験ができ購買意欲も高めることができます。
ワールド9チーズ AR |ドミノ・ピザ
流通業界でのAR活用事例
DHLサプライチェーンでは、世界中の庫内作業にAR対応のスマートグラスを導入しました。スマートグラスには商品の保管場所や配置場所が表示され、その結果なんと生産性が平均15%も上昇したのです。このARは直感的に利用できるため導入期間や研修期間も短く対応することができるそうです。
DHL、ロジスティクスの新たなスタンダードとしてスマートグラスを導入
EC業界でのAR活用事例
IKEAでは、自分の家にIKEA商品の家具をAR上で仮想的に配置できるアプリを配信しています。縮尺が実際の製品と同じなので、実際に家に置いたときに思っていたものと違ったという不満を減らすことができるのです。
Ikea App Page
また、Nikeでは「Nike Fit」という自分の足をスキャンしてぴったりの靴を探すことができるサービスを展開しています。
Nike Fitとは? | Nikeヘルプ
美容業界でのAR活用事例
ZOZOTOWNや資生堂では、ARを活用してバーチャルメイクができるサービスを展開しています。ARを使うことで、自分の顔にアイシャドウやチーク、リップなどを試すことができるのです。化粧品はそれぞれに似合う色を見つけるのが難しいですが、ARを活用して買わずとも試すことができるので、ネットショッピングも容易になりました。
【ARメイク】あなたに似合うコスメが見つかる - ZOZOTOWN
バーチャルメイク | ワタシプラス/資生堂
アパレル業界でのAR活用事例
ARを活用したFXMIRRORは洋服を直接試着せずとも画面上で試着することが可能です。自動的に身体の寸法を測定して、オンラインで試着することはもちろん、選択したアイテムの在庫を確認したり、おすすめの服を紹介したりすることもできます。
FXMirror:世界最高のバーチャルフィッティングミラーソリューション
教育業界でのAR活用事例
三重県の小学校では、ARを活用した理科の授業が実施されました。タブレットで昆虫の3D モデルをARで表示し、実際に目の前にいるかのような体験をすることを可能にしたのです。教室にいる中で疑似体験ができるこのような授業は今後増えていくのではないでしょうか?
桑名市教育委員会が「CREATOR AVR」を活⽤した授業を実施
製造業界でのAR活用事例
富士通の工場では、点検作業にARを導入しています。マニュアルやトレーニングをARを用いた「作業ナビゲーション」に変え、作業内容が映像や音声で指示されるようになったのです。これにより、ミスの減少や非熟練者の教育の効率化が図られました。
AR技術で実現するスマートデバイスを 活用した現場業務革新
建築業界でのAR活用事例
清水建設では、ARを活用して地下にある埋設物を可視化することで作業の安全化を進めています。地下に埋まっていることの多いライフラインを損傷しないように、ARを使った技術で可視化し、安全かつ素早い工事を実現しました。
タブレット端末を利用した「地下埋設物可視化システム」を開発 | 企業情報 | 清水建設
ARには3DCGが不可欠?
ARは簡単にいってしまえば現実世界に実際にないものを画面上に映し出す技術です。そのため、多くの場合で3DCGの技術が活用されています。実際に上記のほとんどの事例でも3DCGが活用されており、ARとCGは切り離して語ることはできない技術です。ARコンテンツを作成する場合、多くの場面で3DCGが必要とされます。
ARのビジネス活用ならシーズクラフトにご相談ください
今回の記事では、ARのビジネスでの活用について詳しく解説しました。様々な広い業界で導入され始めているARですが、その活用方法は無限大です。今後も大きく発展していくと予想されます。
弊社ではこれらの作品でCGの製作に携わっております。
【テレビ】
・NHK「チコちゃんに叱られる!」合成カット制作
【アニメ】
・「ツキウタ。THE ANIMATION 2」OP、END用CGムービー制作
・「蜘蛛ですが、なにか?」CGカット制作
・「遊戯王ゴーラッシュ!!」奇数話のモデリング、CGカット制作
【ゲーム】
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弊社シーズクラフトでは、『バーチャルの力でリアルがもっと楽しくなる』そんなサービスを提供したいと考えています。
ARコンテンツを作る際に必要になる作業がCG制作です。弊社シーズクラフトではARに活用するCG制作についても自信を持って提供できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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