2024.12.10
Connected Ink Tokyo 2024 MINAMOTOブース展示コンテンツ制作協力しました!
Connected Ink Tokyo 2024 MINAMOTOブースの展示レポート
2024年11月15日、16日に東京で開催されたクリエイティブの祭典『Connected Ink Tokyo』。
MINAMOTOブースでは、「フィギュア × 3Dアバター × 身体表現」をテーマに、2022年のプロジェクトで制作されたフィギュア『九尾の傍観者』を3Dアバター化した展示が行われました。
自由な身体表現を特徴とするコンテンポラリーダンスのダンサーを迎え、モーションキャプチャデバイスを用いて、ダンサーの動きと3Dアバターがリアルタイムでシンクロするパフォーマンスを披露。この展示は、観客に新たな体験と感動を提供しました。
MINAMOTOとは
「原型師」というクリエイターの可能性や、その世界をより多くの人々に知ってもらおうという目的で生まれたプロジェクトがMINAMOTOです。
様々な企画やコラボレーションを通じて、立体創作の魅力をより広く、より多くの人に届けることを目指しています。
MINAMOTO公式サイト
※シーズクラフトは協賛企業としてもプロジェクトに参加しています。
使用技術の紹介
ソニーの「mocopi™(モコピー)」によるモーションキャプチャ
ソニーのモバイルモーションキャプチャーデバイス「mocopi」は、6つの小型センサーを体に装着するだけで、自由な身体表現をリアルタイムで3D空間に反映できる革新的な技術です。
「mocopi」の詳細はこちら
ソニーの「空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)」による裸眼立体表現
ソニーの「空間再現ディスプレイ」は、裸眼で立体的な映像を楽しめる最先端ディスプレイです。専用の装置や眼鏡を必要とせず、直感的にリアルな立体映像を体験できます。
「空間再現ディスプレイ」の詳細はこちら
モーションキャプチャと裸眼立体表現が創り出す新たな感動
今回の展示では、コンテンポラリーダンスのダンサーがソニーのモバイルモーションキャプチャデバイス「mocopi」を装着し、その動きがリアルタイムで3Dアバター『九尾の傍観者』に反映されるパフォーマンスを披露しました。
ダンサーのダイナミックかつ多彩な動きは、まるでフィギュアが生きているかのような躍動感を生み出し、多くの来場者を魅了しました。「mocopi」の高精度なトラッキング性能により、ダンサーの細やかな感情表現や緩急のある動きが忠実にデジタル空間へ再現され、観客はそのリアリティと没入感に感嘆の声を上げました。身体表現とテクノロジーが一体となったこのパフォーマンスは、デバイスの持つ可能性を強く印象付ける内容でした。
さらに、「空間再現ディスプレイ」による裸眼立体表現では、3Dアバター『九尾の傍観者』がまるで目の前に存在するかのように感じられる臨場感を演出しました。「空間再現ディスプレイ」の特性を最大限に活かすため、背景デザインには広がりを持たせ、モニターの端と背景を正確に一致させることで、深い没入感を実現しました。その結果、来場者はアバターが目の前で動き出す様子を体験し、新しいデジタル表現の可能性に触れることができました。
特に印象的だったのは、「空間再現ディスプレイ」の立体表現によって手前に約5cmほど飛び出て見える部分に、来場したお子さんが手を伸ばし、まるで触れようとするかのような反応を見せていたシーンです。その純粋な驚きと感動の姿は、技術がもたらす体験の魅力を象徴していました。
今回の展示を通じて、より飛び出して見える技術が将来的に進化すれば、さらに多くの驚きと感動を提供できる可能性を実感しました。
展示の成果と今後の展望
この展示では、フィギュア、3Dアバター、身体表現という異なる領域を融合し、新しいクリエイティブの可能性を示すことができました。来場者からも多くの反響をいただき、裸眼立体映像とモーションキャプチャの組み合わせによる表現の可能性を感じていただけたと思います。
今後もシーズクラフトは、最新技術を活用した新たなクリエイティブ体験の創出に挑戦し続けます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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