2021.05.24
シーズクラフト スタッフ紹介 No3. 酒井さん
あきたのCG屋さん『シーズクラフト』で働く仲間をご紹介していくコラムです。
第3回は、秋田オフィスで働く酒井彬さん。
現在入社6年目の酒井さんは、20代という年齢の割りに落ち着いた雰囲気で、渋めのイケボが魅力のモーションデザイナーさんです。
秋田出身で、仙台の専門学校のCGクリエイター科で学んだそうですが、卒業のタイミングで現在の奥様と学生結婚をし、なんと沖縄に就職。東北から沖縄は、かなり未知の世界。思い切りの良さとチャレンジ精神がカッコいいですね。
沖縄在住時は「東北から来ました。」が鉄板トーク。大抵、皆に興味を持ってもらえたそうです。沖縄の方にとっても、東北は未知の気になる世界だったよう♪
沖縄でもモーションデザイナーとして活躍されていた酒井さんですが、お子さんを授かったことで、秋田に戻る決意をされます。シーズクラフトの存在は前から知っていて、『秋田でもこのお仕事が出来る会社もあるし、戻ることを具体的に考えても良いのではないか』と、地元へ帰る決断の後押しになったのだそう。
面接時に、奥様のご出産や引っ越しの事もあるので、「合否を早めに教えていただけたら」という話をされたところ、その場で社長から「採用だから。」と告げられたそうです。酒井さんも社長も、決断が男前すぎます^^。
そんな酒井さんに、シーズクラフトの魅力を聞いてみました。
地方にもCG制作会社はあるけれど、その多くは、地元のCMやイベントの案件がメインの地元密着型の会社。シーズクラフトは首都圏の案件をメインとしている。例えば友達に「これ、自分がやったんだよ」と言って、ピンと来てもらえるような仕事をしているのは、地方では珍しい。秋田にいて、作品に名前が出るような仕事が出来る。そこが魅力の1つ、と教えてくれました。
このお仕事の楽しいところとして、自分の好きなゲームの仕事が来ると、やはりやる気が出るそうです。ゲームが発売された後は、自分が関わったと言えるそうなのですが、同じ趣味の友達に「このゲームのここ、俺が作ったんだよ。」と自慢できる。スタッフロールに自分の名前が載る。自分の名前がゲームの中に残るというのは、とても嬉しいのだそう。それがあるから頑張れる、と笑顔で話していました。
逆に大変なところは、酒井さんの担当はモーションデザイナーで、キャラクターに動きを付けるというお仕事なのですが、見る側の感性によって左右される部分もあるところだそう。
チェックを重ねることで、良い悪いが反転してしまう、なんていうこともあり得ます。
シーズクラフトが目指している、1人ひとりがプロデューサーの集団になれば、自分が100%カッコいいと思えるものを、第一段階としてそのまま出せる環境になります。
今、酒井さんが取り組んでいる案件は、それに近い形で取り組めているそうで、モチベーションの状態はとても良いとのことでした。
そんな環境を作りあげながら、自ら作業をすることもある社長はすごい、と。自分には到底真似できない、とおっしゃっていました。
酒井さんにとって立花社長は、秋田オフィスの同じフロアでデスクを並べて作業していたので、普通の会社の社長より身近に感じられる存在なのだそう。身近でありながら尊敬できる上司というのは、職場では理想の関係かもしれませんね。
お休みの日に、ゲームやアニメは・・・やらない・見ない派、だそうです。元々はアニメやゲーム好きで毎日のように観たりプレイしていたそうですが、作る側に回ったとたん、そうではなくなったとのこと。
どうしても仕事の目線になってしまい、自分ならこうするな、とか、この動きはかっこ悪いなと思ってしまい、なかなか話が入ってこなくなってしまうのだそう。
確かに、お休みの日にそれは辛いですね(^^;
育ち盛りのお子さんに、将来ご自身の作品を見せたいか、聞いてみました。
ダメ出しされそうで怖い(笑)。今の、小さいうちなら見せたいけど、良し悪しが分かる年代になってきたら、あまり見せたくないかも、と笑顔でお話されてました。
そうはいっても、きっとお子さんが目にするアニメ、プレイするゲームを、今後ますます産み出してしまうであろう、酒井さん。これからも、かっこいい動きをどんどん作り上げ、世の中に出していって下さいね。
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