2022.02.01
3DCGの活用シーンは無限大!今後ますます映像表現に3DCGが使われる時代に
3DCGがアニメやゲーム業界で広く使われていることを、多くの方はご存知かと思います。ですが、他の業界でも3DCGを活用している企業があることは、あまり知られていません。そこで今回は、3DCGの活用方法や活用している業界について、詳しく解説していきます。
3DCGと聞いて、まっさきに思い浮かぶのがアニメやゲームの世界だと思います。しかし、実は3DCGはさまざまな業界で使われ始めています。インターネット上の仮想空間であるメタバースにおいては、人物のアバターをはじめ、すべての物が3DCGで作成されています。
また、建築やアパレル業界・EC業界などでも、3DCGを活用する企業が増えています。特にアパレルでは、これまで手作業でやっていたものをデジタル化することに成功しています。
例えば、型を作り縫って現物の服の形にして、マネキンに着せて細かい直しを行うという作業。この工程を3DCGによってデジタル化することで、削減できるいうことが分かったのです。
アパレルの分野では、これまでリアルとデジタルの間を行き来して作業を行っていました。それが、コンピュータ上でシミュレーションできることにより、よりクオリティが上がっていくのがDX化の流れです。
アパレルでは「バーチャルヒューマン」といって、以下のことが可能になりました。
・人型のモデルに服を着せて、歩かせることができる
・人が服を着て動いたときに、どう見えるかを考えることができる
そのため、より具体的にイメージしやすく、生産した商品のクオリティアップにつながります。
また、EC業界では3Dモデリングを活用し、商品を立体的に見ることが可能となっています。これによりユーザーは、店舗に行けなくても製品の全体像をつかむことができるようになったのです。
このように、アパレル業界やEC業界では、3DCGとの親和性は高かったということがいえます。
このようにアニメ、ゲーム業界以外でも3DCGの活用が広がっている背景には、PCの性能アップと高性能ソフトの低価格化により、リアルタイムで確認できることが容易になったことが挙げられます。
ただし、3DCGはできることが無限です。どの業界で使えるかという話よりは、どこで何に困っているかということを考えるべきでしょう。逆にいえば3DCGは、どんな業界でも使われる可能性が高い技術といえます。
今後は、3DCGの使いみちをどう考えるか、どこにニーズがあるかという気づきの掘り起こしが重要になるでしょう。現実と非現実をまったく同じに作るという3DCGの手法は、どんな業界でも使うことができます。どんな業界が3DCGと親和性があるのかが分かれば、勝ち組になることができると思います。
アパレル業界以外でも、3DCGを活用している業界は少なくありません。そのひとつに、工場などの製造業があります。リアルの工場と全く同じ形を3DCGのデジタルで再現。デジタル内でシミュレーションを行う、デジタル・ツインの活用方法です。
また、アニメやゲーム以外の業界の方が、3DCGを道具として考えている印象があります。例えば、工場のプロモーションを検討されている企業のケースです。工場内を動き回りながらビデオを撮っても動画だけでは訴求力が低いから、3DCGでやったほうがいいと判断をするということがありました。
3DCGが何でもできる「魔法のツール」と思っている方が時折いらっしゃいます。3DCGでも、できる事とできない事はあります。そこは、私たちがきちんと説明させていただく必要があると感じています。3DCGによるDX化でやりたいことは、内容によって切り分けるべきです。人間が一番力を入れなければならない部分には注力する。それ以外のセンスなどが関係ない部分では、自動化できる部分は自動化する。
今後は、こうしたニーズを探り、3DCGを活用していくといった流れになるでしょう。
現在、シーズクラフトでは会社案内に使うため、社内の3DCG化に取り組んでいます。社内をスキャニングして3DCG化するのですが、実はiPhoneで行っています。簡易的な3DCGであればiPhoneで制作は可能ですが、性能は低いです。ですが、どこに何があるかぐらいはわかるレベルで、3DCGが作れます。
使用するのは「Metascan」というアプリケーションです。iPhone 12 proから距離測定の機能が搭載されており、撮影するだけで3DCG化が可能です。簡易的な3DCGであれば、社内をスキャンして3DCG化するサービスもご提供できます。実際にこの会社案内は、インターネットで視聴が可能です。画面上の操作で動かすこともできます。
これまでの会社案内は、写真で見せていることがほとんどでした。ですが、360度を3DCGで社内が見えるため、会社内の雰囲気をイメージしやすくなります。そして今後は、こうした3DCGの活用が学校や工場などでも増えてくるでしょう。比較的安価で、3DCG化を行うことが可能です。そのため、コロナ禍で学校見学や会社見学などが難しくなっている場合、こうした使い方をおすすめします。
映画やテレビCMの世界では、すでに3DCGが一般化しています。3DCG化によって、大掛かりなセットを組んだスタジオを作らずに済みます。そのため、コストダウンが可能というのが理由です。また、テレビ業界ではスポーツ中継が特に3DCGと親和性が高いといわれています。ドローンも含め、複数台のカメラで同時に撮影して、AIが分析して3DCG化。これにより、立体的な映像を見せることが可能となっています。
CGとは、コンピュータ上で作られるグラフィックスのことを指します。そのため、3DCGもCGに含まれます。『3DCG=3次元の情報を持ったCG』と考えていいでしょう。
現在、CGはどんどんリッチ化が求められています。ゲーム業界では、これまでは2DCGでよかったものが、今ではグルグル動く3DCGが求められています。より自由度が高く、リッチなものをというユーザーの要求に対応しなければならないのです。そのため、今後は2DCGから3DCGに置き換わるものが増えてくるでしょう。
とはいえ、今後も2DCGはなくなることはないと思います。なぜなら、2DCGは3DCGに比べて作業が少なく、早いという特徴があるからです。
例えば、キャラクターのイラストを2DCGで描くのは感覚で描けます。これに3DCG化で3次元の情報を持たせる場合、キャラクターの斜めの顔を描く時は、2DCGなら斜めの顔を描くだけでいいのですが、3DCGでは正面の顔を作らないと斜めの顔はできません。
つまり、それだけ3DCGは情報量が増えるということになるのです。
ゲームを作る場合、コスト面で見ると2DCGの方が3DCGより遥かに安く済みます。人気のあるキャラクターをCG化する時、2DCGでニュアンスを表現することは容易です。
そのため、イメージとの乖離が小さいのですが、これが3DCGになるとどうなるか。「なんか違う」という違和感が発生することが多いのです。
これらの面から、2DCGは今後もなくなることはないと考えられます。。
それでは、今後2DCGと3DCGは、どのように使い分けされていくのでしょうか。私たちは、すぐに3DCGが何でも2DCGに置き換わることはないと考えます。
3DCGを使う必要性、コストに見合うか、この側面から検討する必要があるからです。3DCG化するかどうかは、現状ではコスト面がハードルになっています。コストを掛けて3DCG化して、それだけの収益が上がるかどうか。コストとクオリティのバランスを考える必要があるといえるでしょう。
3DCGは、今後ますます多くの業界で活用されていくことが予想されます。現在、会社のPRなどでお困りの方は、お気軽にシーズクラフトにご相談ください。3DCGの有効活用で課題解決できることがあるかもしれません!
お問い合わせはこちら!
アニメやゲームを中心に活用されている3DCG
3DCGと聞いて、まっさきに思い浮かぶのがアニメやゲームの世界だと思います。しかし、実は3DCGはさまざまな業界で使われ始めています。インターネット上の仮想空間であるメタバースにおいては、人物のアバターをはじめ、すべての物が3DCGで作成されています。
また、建築やアパレル業界・EC業界などでも、3DCGを活用する企業が増えています。特にアパレルでは、これまで手作業でやっていたものをデジタル化することに成功しています。
例えば、型を作り縫って現物の服の形にして、マネキンに着せて細かい直しを行うという作業。この工程を3DCGによってデジタル化することで、削減できるいうことが分かったのです。
3DCGによるDX化でコスト削減と作業効率アップ
アパレルの分野では、これまでリアルとデジタルの間を行き来して作業を行っていました。それが、コンピュータ上でシミュレーションできることにより、よりクオリティが上がっていくのがDX化の流れです。
アパレルでは「バーチャルヒューマン」といって、以下のことが可能になりました。
・人型のモデルに服を着せて、歩かせることができる
・人が服を着て動いたときに、どう見えるかを考えることができる
そのため、より具体的にイメージしやすく、生産した商品のクオリティアップにつながります。
また、EC業界では3Dモデリングを活用し、商品を立体的に見ることが可能となっています。これによりユーザーは、店舗に行けなくても製品の全体像をつかむことができるようになったのです。
このように、アパレル業界やEC業界では、3DCGとの親和性は高かったということがいえます。
3DCGの活用が広がっている背景は?
このようにアニメ、ゲーム業界以外でも3DCGの活用が広がっている背景には、PCの性能アップと高性能ソフトの低価格化により、リアルタイムで確認できることが容易になったことが挙げられます。
ただし、3DCGはできることが無限です。どの業界で使えるかという話よりは、どこで何に困っているかということを考えるべきでしょう。逆にいえば3DCGは、どんな業界でも使われる可能性が高い技術といえます。
今後は、3DCGの使いみちをどう考えるか、どこにニーズがあるかという気づきの掘り起こしが重要になるでしょう。現実と非現実をまったく同じに作るという3DCGの手法は、どんな業界でも使うことができます。どんな業界が3DCGと親和性があるのかが分かれば、勝ち組になることができると思います。
実はこんなところにも活用されている3DCG
アパレル業界以外でも、3DCGを活用している業界は少なくありません。そのひとつに、工場などの製造業があります。リアルの工場と全く同じ形を3DCGのデジタルで再現。デジタル内でシミュレーションを行う、デジタル・ツインの活用方法です。
また、アニメやゲーム以外の業界の方が、3DCGを道具として考えている印象があります。例えば、工場のプロモーションを検討されている企業のケースです。工場内を動き回りながらビデオを撮っても動画だけでは訴求力が低いから、3DCGでやったほうがいいと判断をするということがありました。
3DCGが何でもできる「魔法のツール」と思っている方が時折いらっしゃいます。3DCGでも、できる事とできない事はあります。そこは、私たちがきちんと説明させていただく必要があると感じています。3DCGによるDX化でやりたいことは、内容によって切り分けるべきです。人間が一番力を入れなければならない部分には注力する。それ以外のセンスなどが関係ない部分では、自動化できる部分は自動化する。
今後は、こうしたニーズを探り、3DCGを活用していくといった流れになるでしょう。
会社案内や学校案内に3DCGを活用することも
現在、シーズクラフトでは会社案内に使うため、社内の3DCG化に取り組んでいます。社内をスキャニングして3DCG化するのですが、実はiPhoneで行っています。簡易的な3DCGであればiPhoneで制作は可能ですが、性能は低いです。ですが、どこに何があるかぐらいはわかるレベルで、3DCGが作れます。
使用するのは「Metascan」というアプリケーションです。iPhone 12 proから距離測定の機能が搭載されており、撮影するだけで3DCG化が可能です。簡易的な3DCGであれば、社内をスキャンして3DCG化するサービスもご提供できます。実際にこの会社案内は、インターネットで視聴が可能です。画面上の操作で動かすこともできます。
これまでの会社案内は、写真で見せていることがほとんどでした。ですが、360度を3DCGで社内が見えるため、会社内の雰囲気をイメージしやすくなります。そして今後は、こうした3DCGの活用が学校や工場などでも増えてくるでしょう。比較的安価で、3DCG化を行うことが可能です。そのため、コロナ禍で学校見学や会社見学などが難しくなっている場合、こうした使い方をおすすめします。
すでに3DCGが浸透している映画やテレビCM業界
映画やテレビCMの世界では、すでに3DCGが一般化しています。3DCG化によって、大掛かりなセットを組んだスタジオを作らずに済みます。そのため、コストダウンが可能というのが理由です。また、テレビ業界ではスポーツ中継が特に3DCGと親和性が高いといわれています。ドローンも含め、複数台のカメラで同時に撮影して、AIが分析して3DCG化。これにより、立体的な映像を見せることが可能となっています。
2DCGと3DCGの使い分けはどうなる?
CGとは、コンピュータ上で作られるグラフィックスのことを指します。そのため、3DCGもCGに含まれます。『3DCG=3次元の情報を持ったCG』と考えていいでしょう。
現在、CGはどんどんリッチ化が求められています。ゲーム業界では、これまでは2DCGでよかったものが、今ではグルグル動く3DCGが求められています。より自由度が高く、リッチなものをというユーザーの要求に対応しなければならないのです。そのため、今後は2DCGから3DCGに置き換わるものが増えてくるでしょう。
今後もなくならない2DCG
とはいえ、今後も2DCGはなくなることはないと思います。なぜなら、2DCGは3DCGに比べて作業が少なく、早いという特徴があるからです。
例えば、キャラクターのイラストを2DCGで描くのは感覚で描けます。これに3DCG化で3次元の情報を持たせる場合、キャラクターの斜めの顔を描く時は、2DCGなら斜めの顔を描くだけでいいのですが、3DCGでは正面の顔を作らないと斜めの顔はできません。
つまり、それだけ3DCGは情報量が増えるということになるのです。
ゲームを作る場合、コスト面で見ると2DCGの方が3DCGより遥かに安く済みます。人気のあるキャラクターをCG化する時、2DCGでニュアンスを表現することは容易です。
そのため、イメージとの乖離が小さいのですが、これが3DCGになるとどうなるか。「なんか違う」という違和感が発生することが多いのです。
これらの面から、2DCGは今後もなくなることはないと考えられます。。
必要性とコスト面から考えましょう
それでは、今後2DCGと3DCGは、どのように使い分けされていくのでしょうか。私たちは、すぐに3DCGが何でも2DCGに置き換わることはないと考えます。
3DCGを使う必要性、コストに見合うか、この側面から検討する必要があるからです。3DCG化するかどうかは、現状ではコスト面がハードルになっています。コストを掛けて3DCG化して、それだけの収益が上がるかどうか。コストとクオリティのバランスを考える必要があるといえるでしょう。
3DCGを有効活用したい場合はシーズクラフトにご相談下さい!
3DCGは、今後ますます多くの業界で活用されていくことが予想されます。現在、会社のPRなどでお困りの方は、お気軽にシーズクラフトにご相談ください。3DCGの有効活用で課題解決できることがあるかもしれません!
お問い合わせはこちら!
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