2022.04.22
3DCGのリギングに関するご依頼はシーズクラフトにお任せください!
3DCGによってモデリングされた物体を動かすために、必須となる仕組みが「リグ」です。モデリングによって作られたキャラクターや乗り物などは、このリグが搭載されていなければ動くことができません。そして、このリグを制作する作業を「リギング」と呼び、3DCGの世界では極めて重要な工程となります。
このリギングについて、実際に外注や依頼を出す際には、どのような注意点があるのでしょうか。ポイントなどについて詳しく解説していきます。
3DCGを制作する際に、モデリングという工程があります。モデリングは、キャラクターなどの物体を3DCGで具現化する作業ですが、この段階ではアニメーションのように動かすことはできません。3DCGで制作されたキャラクターや動物、さらに自動車や電車など、動きがあるものには必ず動かすための「骨」が必要になります。この「骨」を動かすための機構が「リグ」というものになります。そして、リグを制作することを「リギング(Rigging)」といいます。
リギングは、骨を動かすための機構を作成する工程のことを指します。たとえば人物のキャラクターを3DCGで作成する場合、モデリングされたキャラクターに骨を入れ、その骨と3DCGモデルを関連付けます。そして、その骨の関節部分に回転運動を付与し、動かすためのコントローラーを入れます。このコントローラーの機構をリグと呼び、コントローラーを埋め込む作業のことをリギングと呼びます。なお、このリギングは人物だけではなく、四足歩行の動物や自動車、電車といった乗り物にも適応します。リギングを行うことで、キャラクターがリアルに動くための仕組みを設定することが可能となります。
リギングに関してはCG業界でも解釈が分かれており、骨を入れる工程(スキニング)までを含めてリギングと呼ぶケースと、モデリングされた物体に骨を入れる工程は「セットアップ」と呼んで、分けて考えるケースがあります。
そして、セットアップと分けて考え、リギングだけを請け負う会社も存在します。もちろん、そういった作業が存在する以上、それ専門に手掛ける会社があるのも当然ではありますが、工程が分かれると関わるスタッフが増えるため、確認作業が多くなるというデメリットがあります。
例えば、アニメ制作の現場で、アニメーターにリギングが完了したモデルを渡し、アニメーション作業をしてもらった際に、使いにくいとアニメーターから修正の要望が入ったとします。その場合、アニメーション作業する会社とリギングする会社が別のために、修正要望のニュアンスが伝わりにくいのと、修正のやりとりが複数回行われた場合、会社間のやりとりが複数回行わせて時間的なロスが大きいという難点があるのです。
さらに、リギングの定義が分かれていることによる弊害として、発注側からリギングをどこまでやってほしいのかということが曖昧になることです。会社によってセットアップから全部を担当するのか、本当にリギングのみなのかというのが分かりづらくなっています。そのため、まず発注側も「どこまでやってくれるのだろう」という疑問から入り、その確認作業が生じてしまっています。
スキニングは、先述のとおり、キャラクターに「骨」を入れる作業のことになります。これに対し、リギングは骨をジョイントする関節といった箇所にコントローラーを付け、部位に合わせた可動を行うことができるようにする作業です。どちらも3DCGモデルを動かす上では欠かせない重要な作業で、キャラクターがなめらかに動くだけでなく、よりリアルで立体感のある質感を表現することが可能になるのです。
なお、スキニングの工程を「セットアップ」と呼ぶケースが多いのですが、こうした作業の名称は定義が解釈によって異なります。解釈によっては、スキニングからリギングまでの工程をセットアップと呼ぶケースもあります。そのため、3DCGの制作を依頼する際は必ず「どこまでの作業を担当するのか」といった役割を必ず確認しておくことをおすすめします。
現在、リグの構造を作れるリガーは多いのですが、Python使って自動化するところまで請け負えるリガーは多くありません。会社によっては、リガーをアニメーターや3DCGモデラーが兼任することもあります。たとえば、キャラのセットアップまで行ったとして、リグを作成しても別のキャラは腕の長さや関節の位置は異なります。それを、ひとつひとつリギングしていくと時間も費用も掛かってきます。これを Pythonによって自動化すれば、腕を指定するだけで自動的にキャラごとにリギングできるのです。
こういったリギングの自動化が可能なリガーに制作を依頼するのが、時間と予算の削減に大きなメリットとなるのはいうまでもありません。
シーズクラフトには、リガーが2名在籍しています。さらに Pythonを使って自動化することも、ご相談いただければ対応できるケースもあります。たとえばキャラクターを100体作るといった場合、リガーが10人ほど必要になったとしてもこれが、 Pythonで自動化できればリガーは1人で済みます。つまり、同じ工数でコストを大きく削減できるため、Pythonを扱えるリガーがいるというのは、大きな強みになるのです。
シーズクラフトのリギングにおける実績としては、以下のような作品にご協力しています。
・ツキウタ THE ANIMATION 2
・遊戯王ゴーラッシュ!!
シーズクラフトでは、リギングのご依頼をいただいたら、まずは綿密な打ち合わせをさせていただき、どこまでの作業を請け負わせていただくかを確認いたします。
双方のリギングに関する認識を擦り合わせ、確認が終わった段階でリギングに着手いたします。なお、この確認には作業の期間や要素までを含みます。そのため、ご予算に応じて対応させていただきますので、お見積りのご要望があれば対応いたします。お気軽にご相談ください!
3DCGにおけるリギングの対応はもちろん、弊社ではアニメやゲームの制作に限らず、さまざまなビジネスシーンでご活用いただける3DCGの制作をお手伝いいたします。今後ますます注目を集めることが予想されるメタバースに関しても、よりリアルに3DCGで再現したいといったご要望にも対応させていただきます。
3DCGに関することなら何でも、まずはお気軽にシーズクラフトまでご相談ください!
お問い合せはこちらまで!
このリギングについて、実際に外注や依頼を出す際には、どのような注意点があるのでしょうか。ポイントなどについて詳しく解説していきます。
リギングの外注や依頼先を選ぶ際のポイントは?
3DCGを制作する際に、モデリングという工程があります。モデリングは、キャラクターなどの物体を3DCGで具現化する作業ですが、この段階ではアニメーションのように動かすことはできません。3DCGで制作されたキャラクターや動物、さらに自動車や電車など、動きがあるものには必ず動かすための「骨」が必要になります。この「骨」を動かすための機構が「リグ」というものになります。そして、リグを制作することを「リギング(Rigging)」といいます。
そもそもリギングとは?
リギングは、骨を動かすための機構を作成する工程のことを指します。たとえば人物のキャラクターを3DCGで作成する場合、モデリングされたキャラクターに骨を入れ、その骨と3DCGモデルを関連付けます。そして、その骨の関節部分に回転運動を付与し、動かすためのコントローラーを入れます。このコントローラーの機構をリグと呼び、コントローラーを埋め込む作業のことをリギングと呼びます。なお、このリギングは人物だけではなく、四足歩行の動物や自動車、電車といった乗り物にも適応します。リギングを行うことで、キャラクターがリアルに動くための仕組みを設定することが可能となります。
リギングには2通りの解釈が存在する
リギングに関してはCG業界でも解釈が分かれており、骨を入れる工程(スキニング)までを含めてリギングと呼ぶケースと、モデリングされた物体に骨を入れる工程は「セットアップ」と呼んで、分けて考えるケースがあります。
そして、セットアップと分けて考え、リギングだけを請け負う会社も存在します。もちろん、そういった作業が存在する以上、それ専門に手掛ける会社があるのも当然ではありますが、工程が分かれると関わるスタッフが増えるため、確認作業が多くなるというデメリットがあります。
例えば、アニメ制作の現場で、アニメーターにリギングが完了したモデルを渡し、アニメーション作業をしてもらった際に、使いにくいとアニメーターから修正の要望が入ったとします。その場合、アニメーション作業する会社とリギングする会社が別のために、修正要望のニュアンスが伝わりにくいのと、修正のやりとりが複数回行われた場合、会社間のやりとりが複数回行わせて時間的なロスが大きいという難点があるのです。
さらに、リギングの定義が分かれていることによる弊害として、発注側からリギングをどこまでやってほしいのかということが曖昧になることです。会社によってセットアップから全部を担当するのか、本当にリギングのみなのかというのが分かりづらくなっています。そのため、まず発注側も「どこまでやってくれるのだろう」という疑問から入り、その確認作業が生じてしまっています。
スキニングとリギングの違いは?
スキニングは、先述のとおり、キャラクターに「骨」を入れる作業のことになります。これに対し、リギングは骨をジョイントする関節といった箇所にコントローラーを付け、部位に合わせた可動を行うことができるようにする作業です。どちらも3DCGモデルを動かす上では欠かせない重要な作業で、キャラクターがなめらかに動くだけでなく、よりリアルで立体感のある質感を表現することが可能になるのです。
なお、スキニングの工程を「セットアップ」と呼ぶケースが多いのですが、こうした作業の名称は定義が解釈によって異なります。解釈によっては、スキニングからリギングまでの工程をセットアップと呼ぶケースもあります。そのため、3DCGの制作を依頼する際は必ず「どこまでの作業を担当するのか」といった役割を必ず確認しておくことをおすすめします。
リギングは自動化が可能
現在、リグの構造を作れるリガーは多いのですが、Python使って自動化するところまで請け負えるリガーは多くありません。会社によっては、リガーをアニメーターや3DCGモデラーが兼任することもあります。たとえば、キャラのセットアップまで行ったとして、リグを作成しても別のキャラは腕の長さや関節の位置は異なります。それを、ひとつひとつリギングしていくと時間も費用も掛かってきます。これを Pythonによって自動化すれば、腕を指定するだけで自動的にキャラごとにリギングできるのです。
こういったリギングの自動化が可能なリガーに制作を依頼するのが、時間と予算の削減に大きなメリットとなるのはいうまでもありません。
リギングにおけるシーズクラフトの強みと実績
シーズクラフトには、リガーが2名在籍しています。さらに Pythonを使って自動化することも、ご相談いただければ対応できるケースもあります。たとえばキャラクターを100体作るといった場合、リガーが10人ほど必要になったとしてもこれが、 Pythonで自動化できればリガーは1人で済みます。つまり、同じ工数でコストを大きく削減できるため、Pythonを扱えるリガーがいるというのは、大きな強みになるのです。
シーズクラフトのリギングにおける実績としては、以下のような作品にご協力しています。
・ツキウタ THE ANIMATION 2
・遊戯王ゴーラッシュ!!
リギングのご依頼はシーズクラフトまでお気軽にご相談ください!
シーズクラフトでは、リギングのご依頼をいただいたら、まずは綿密な打ち合わせをさせていただき、どこまでの作業を請け負わせていただくかを確認いたします。
双方のリギングに関する認識を擦り合わせ、確認が終わった段階でリギングに着手いたします。なお、この確認には作業の期間や要素までを含みます。そのため、ご予算に応じて対応させていただきますので、お見積りのご要望があれば対応いたします。お気軽にご相談ください!
リギング以外のご依頼も対応可能です!
3DCGにおけるリギングの対応はもちろん、弊社ではアニメやゲームの制作に限らず、さまざまなビジネスシーンでご活用いただける3DCGの制作をお手伝いいたします。今後ますます注目を集めることが予想されるメタバースに関しても、よりリアルに3DCGで再現したいといったご要望にも対応させていただきます。
3DCGに関することなら何でも、まずはお気軽にシーズクラフトまでご相談ください!
お問い合せはこちらまで!